努力値振りを理解する


最近、「努力値振りの事がよく分からないから教えてくれ」と言われたため、

自分の考えをまとめるのも兼ねて記事にすることにした

 

 

  • 基礎知識

努力値に関して難しい話をする前に、どんな仕組みなのかを理解する

(知っている所は飛ばしてください)

 

性格補正

仕様や計算式が複雑で敬遠されがちな情報だが、少しの工夫で数値を上げることが出来る。

 

11n

性格補正(1.1倍)を掛けた後、11の倍数になる数値(要は10の倍数)

例として98~101に性格補正が乗った場合の実数値を見てみる。

性格補正後の数値は小数点以下切り捨てとなる

努力値は8振ることで実数値が+1されるが、11nだけは+2となり、+1お得になる。

+1お得になるだけなので、無理して合わせに行く必要はないが、一つの目安にするのはアリ。

 

損しない性格補正

「一番数値が高いところに補正を掛けるのが望ましい」

性格補正は数値を1.1倍するものなので、元の数値が高いほど上昇幅が大きく、効率がいい。

一番高い数値に補正を掛けることで補正を最大限生かすことが出来る。

3か所以上に振り分ける時に役立つ話

 

総合耐久指数

H=B+Dに近いほど効率がいい」というのを知っていれば問題ないが、簡単にロジックを説明する。

例として、HBDが10のポケモンに、それぞれ5を振った場合の耐久指数を見てみる。

HB・HDはH×B(D) 総合耐久はHB+HDで求めることが出来る

見てもらえばわかる通り、Hに振った場合が一番高くなった。

これは、HPが防御・特防どちらにもかかわっているからである。

総合耐久を上げるためは、理論上HPに振るのが望ましいということだ。

※例外もいる

  • 特殊な例

ホエルオーなどHが突出して高いポケモンは上記から外れる。

HPが高いポケモンはH=B+Dを意識して努力値を配分したい

 

HP調整

HP調整チェック

こちらのサイトを参考に数値を合わせる。

色々調整先はあるが、大事なのはこの辺

その他、気にしたほうがいい数値(かなり省略しています)

(ちなみに、奇数だと抜群技のダメージが抑えられるとか言われていたりしますが、気にしなくていいです。)

  • 配分の考え方

どこを重視するかは人それぞれだし、色んな考え方があると思うので、参考程度に見てほしい。

一つ気を付けたいのが、必要な数値を無駄に削ると本来の役割を遂行できなくなる可能性があるということ。変に調整するくらいならぶっぱで使うほうが良かったりする。

  • 素早さから振る

素早さは1の差で行動順が決まってしまうため、一番大事な数値だと考えている。

下記ツールを使い、Sラインを考える。

すばやさ比較調整ツール(ポケモンSV対応)|素早さ実数値ランキング|ポケモン徹底攻略

これを見て、上とっても意味なさそうなら削る。

今の環境に最速スカーフバンギラスなんていない

Sを振るときに気を付けたいのが、上とってるだけ状態にならないようにすること。

(ガオガエン以外に仮想敵がいれば別)
S操作前提

構築にS操作がいたり、積み技がある場合はそれを前提にSを振るのもアリ。

個体値操作

トリックルーム軸以外にも、S個体値を下げる場合がある。

個体値弄るのはめんどくさい
  • 火力に振る

これは非常にシンプルで、仮想敵に対して十分な火力を振る。

積み技やサポートを使った後の火力を目安にするのもある

他にも

多分ほかにもあったと思うけど思い出せない
  • 耐久に振る

上記で話した通り、耐久に振るならHPに振るのが望ましいという話をしたが、それは総合耐久が高くなるという話であって、ある特定の攻撃を耐えたい場合はその限りではない。

アタッカー系のポケモンは出来るだけACSに回したい

HではなくBに振ることにより、88の数値を得することができる。ACやSに振りたいポケモンではよくつかう知識なので覚えておくといい。

 

  • その他

1.5倍

突撃チョッキやグラスシード(能力を1段階上昇)など、数値を1.5倍にするアイテムを持つ場合、実数値2n(偶数)だと効率がいい

ただ効率がいいだけなので、気にかけるくらいでいい

ほんとに効率がいいだけ
A0

悪弱点の特殊アタッカー以外はほぼ必要ない。

イカサマで身代わりを割られないかは確認しておく。

 

あとがき

わかりずらい所・抜けていること・書いてほしい事等があればDM等で教えてください